ポスティングを始める流れ|準備と方法

「ポスティングをしたいけど何から始めていいかよくわからない、、、」
といった悩みをお持ちの方も多いと思います。
そんな悩みをお持ちの方に、今回はポスティングを始めるにあたって知っておかないと後悔するポスティングの流れについてまとめました。
是非、ポスティングを始める際の参考にしてください。
ポスティングの流れ:準備
まず最初に行うことはチラシ作成からです。チラシが無いとポスティングはできませんから。
良いチラシを作成することは、実際の配布作業以上に大事になります。
チラシの受け手をイメージして、チラシの訴求軸(内容とデザイン)を決めることが、ポスティングで成功する秘訣です。
ポスティングで成功するには避けては通れないポイントですから、チラシ作成に最も力を注ぎましょう。
では、チラシ作成のポイントを順に見ていきます。
チラシ作成の流れ
チラシ作成のポイントは、チラシの内容やデザインとサイズを同時に考えて作成することです。
チラシで伝えたいこととチラシサイズが合っていないと、内容を詰め込み過ぎて意味が分かりにくくなったり、逆に内容がスカスカになり、陳腐なイメージを持たせてしまいかねません。
そういった失敗をしないために、次の流れを意識して作成に取り掛かりましょう。
【チラシ作成の流れの順番】
①チラシの内容とデザインの方向性・概要を決める
②チラシのサイズを決める
③チラシの内容とデザインの詳細を作り上げる
①チラシの内容とデザインの方向性・概要を決める
まず始めに着手することは、【チラシで伝えたい概要】を決めることです。
最低限これだけは絶対に伝えないといけないこと、できれば伝えたいことに分けて整理していきましょう。
ポイントは伝えたいことは、できるだけシンプルにすることです。
あまり、多くのことを伝えようとしても物理的に限界がありますから、あまり詰め込み過ぎないようにしましょう。
②チラシのサイズ
チラシの内容とデザインの方向性や概要がある程度決まれば、次はチラシのサイズを決めます。
チラシのサイズ感を先に決めてから詳細な内容やデザインの作成に取り掛からないと、コンテンツの過多や過不足があった場合に、後でレイアウトや内容を大幅に変更しなければなりません。
それを避けるためにも、デザインの詳細を作成する前に、概要が決まった段階でサイズを決めてしまいましょう。
紙のサイズはA5、B5、A4、B4、A3までが一般的で、それ以外はあまり利用されません。
特にB5、A4が良く利用され、B4やA3では折り加工がされて配られます。
サイズが大きいと自分たちで配る際には配りにくくなるので効率が悪くなります。
ポスティング業者に依頼しても単価が高くなります。
あまりお勧めできないのは、小さ過ぎるサイズです。
サイズが小さいと掲載できる内容に限界があり、読み手は取って読み難くなります。
また、他のチラシに紛れて、捨てられる可能性が高まります。
そう考えると、B5、A4がオススメと言えます。
③チラシの内容とデザインの詳細を作り上げる
チラシに載せる内容の概要とサイズが決まれば、詳細な内容とデザインを詰めていきましょう。
詳細コンテンツを作り上げる際、以下のポイントをしっかりと押さえることが大事になります。
・メリットとベネフィットを分かりやすく伝える
・不特定ではなく、明確な特定ターゲットを狙ったコピーにする
・具体的な数字で根拠を明示する
・お客様の声を入れる
・before/afterで効果の違いをイメージさせる
・綺麗で分かりやすい写真は強力な武器になる
・オファー(クーポンやキャンペーン)を付ける
配布計画を立てる
チラシのデザインが完成しても、直ぐに配るのはまだ早いです。
配る前に先に配布計画を立ててからになります。
そうしないと、チラシが何枚必要か分かりませんし、有効期間のあるキャンペーンやクーポン企画をする際に不備が生じたり、また複数人で配る際に誰がどこに配るのか適当だと重複していてしまうエリアも出てきます。
それらを防ぐためにも配布前に事前にしっかりと配布計画を立てましょう。
そうすることで、枚数=商圏が分かるようになります。
エリア
あなたの商材の商圏は半径何キロくらいでしょうか。
商圏を意識することは非常に大事です。
宅配ピザであれば注文を受けてから30分以内で届けられるところになりますし、学習塾であれば子供が自転車で通うことができる範囲内が商圏ということになるでしょう。
つまり、商材にあった商圏が存在しますので、商圏内のどのエリアにチラシを届けるかという配布計画を考える必要があります。
住居タイプの選別
なぜ、住居タイプを選別するかというと、ターゲットを選別する他になりません。
もし、ターゲットが若者だったら、おそらく高級住宅街ではなく、都会のマンションに住んでいることでしょう。
また、比較的裕福な層がターゲットの場合はアパートではなく、戸建て住宅や高級マンションに住んでいる、と想像がつきます。
「どこにポスティングするのか」よりもに「誰にポスティングするのか」を重要視して配布してみましょう。
このように商圏とその商圏内のエリア、住居タイプを選別することで大体配れる枚数が把握できるようになります。
無理な配布計画は立てない
配布計画は単純です。
誰が、いつ、どこに、何枚、配るかを計画しましょう。
その際、配布計画は余裕を持ったスケジュールで立てるようにすることが大事です。
ポスティングするエリアや時間、天気、ポスティングの慣れによって、配布効率は変わります。
ですから、ギリギリのスケジュールでトラブルがあった場合に対応できなくならないように、1,2日余裕を見たスケジュールを組むのがポイントです。
自分たちで配れない場合は、ポスティング業者に依頼する
チラシの配布計画を立てても、自分たちで配れないと判断した場合は、ポスティング業者に依頼するのもありです。
自分たちで配るエリアとポスティング業者に依頼するエリアを分けてもいいかもしれません。
いずれにせよ、タ―ゲットのいる商圏内のエリアで、配り残しの無いようにすることが大切です。
ポスティングの流れ:配布
チラシのデザインが完成し、必要な枚数が印刷できて配布計画が立てればやっとチラシ配布が始められます。
チラシ配布を記録する
実際にチラシを配る際に需要なことは、記録を控えることです。
記録を取るメリットは、複数人で配る際に、誰がどこに配ったかを確認でき、重複配布を防ぐことができます。
また、いつどこに配ったチラシで反響があったのかも知ることができれば、次回以降の配布で改善することも可能です。
次から配布記録をつけるポイントについて説明します。
配布したエリアと日付を地図に印をつける
配布したエリアと日付は控えるようにしましょう。
エリアは地図上に印と日付を付けて記録しておくと、第三者が確認する際にも役立てることができ、重複を防ぐことが可能です。
また、次回配布する際に、どれくらいの期間を開けたほうがいいかを参考にすることができます。
そして、反響があった際には、地図と日付を見て、今後の改善に役立てることも可能です。
エリアの特徴を記載する
配布したエリアの特徴を記録しておきましょう。
実際に配ってみると、地図を見ていただけではわからなかったことがいろいろあります。
坂や路地が多くて配布効率が悪かったり、車の往来が多く危険地域があり、チラシ配布に適していなかったり。
また、ターゲットがいそうなエリアかどうかも実際に行って配ってみないと分からないこともありますので、そういった情報は配布した際に情報として記録しておきましょう。
配布NGの家を記録する
配布NGの家にチラシを配ってしまうと、クレームになることがあります。
一度、クレームになると本業にも影響が出るほどクレーム処理に時間や労力が出る場合もあります。
そうならないためにも、「ポスティングお断り」「チラシ配布厳禁」「チラシ配布罰金〇万円」などの表示がある家には配らないようして、地図にも印を記載するようにしましょう。
まとめ
今回はポスティングを始める際の大まかな流れについて説明しました。
ポスティングを始めるのは簡単ですが、しっかりと流れを抑えておくことで無駄を省くことが出来ますし、効果も出しやすくなります。
今回の記事を参考にして、ポスティングを始めてみてください。