ポスティング・チラシに関する集客のノウハウや改善方法と、日々のあれこれを綴ったブログ

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ポスティングの意味とは|集客効果についてもご紹介

ポスティングの意味を知る

 

飲食店探しでも欲しい物を買うのでも、今や何をするにも、まずはインターネットで検索。そして、スマホを開けばネット広告が目に飛び込んでくる。

 

そんなインターネット全盛の時代に、チラシを各家庭のポストへ配布するポスティングという超アナログな広告手法は、そもそも宣伝として意味があるのでしょうか。実際、どれくらいの効果が見込めるのでしょうか。

 

ポスティングによる広告宣伝を考えている方へ、ポスティングの集客効果や新聞折込チラシとの違いなどの疑問に答えます。さらに、ポスティングのメリットとデメリットについても詳しく説明していきます。

 

ポスティングとは

 

ポスティングとは、チラシや冊子などを住宅や事業所のポストへ配布する行為です。

 

ポスティングには、役所など公的機関から配布する刊行物やお知らせのほかに、広告宣伝を目的として、チラシなどの販売促進物を配布するものがあります。このコラムでは、後者の広告宣伝のポスティングについて説明します。

 

ポスティングを行う方法

 

まずはポスティングを行う方法から説明します。

ポスティングを行うには、主に以下の3つの方法があります。

 

・自分、または自社や自店スタッフが配る

 

・ポスティング用にスタッフを雇って配る

 

・ポスティング業者へ依頼する

 

自分で配ればお金はかかりませんが、時間も手間もかかります。ですので、1枚いくらという出来高制、もしくは時給制で自社のポスティング専用スタッフを雇う方法もあります。

 

また、ポスティング業者へ依頼すると、経験と実績のある業者であれば、配布地域や配布時期なども相談に乗ってくれます。

料金は、配布地域や期間、チラシのサイズなどにより差がありますが、例えば東京都でA4サイズのチラシを軒並み配布する場合、1枚あたり4~5円程度が目安とされています。

 

主要都道府県のポスティングの料金相場については、こちらの記事を参考にしてください。

 

ポスティングの料金相場|地域ごとに業者の価格の違いを紹介

 

ポスティングの意味

 

では、本題であるポスティングの意味について解説したいと思います。

実際、ポスティングはどれくらいの集客効果があるのでしょうか。

 

ポスティングの集客効果

 

ポスティングの集客効果を示す指標として反響率があります。

配布したチラシの枚数に対して、どのくらいの反響があったかを割合で表したものです。反響とは、商品の購入や問い合わせ、来店などサービスと目標の成果地点によって異なります。

 

反響率を知るための具体的な方法としては、チラシにクーポンを付けて来店時に回収することです。

例えば、10,000枚のチラシを配布して、10件クーポンを回収したら反響率は0.1%。30件の回収だと0.3%です。

 

ポスティングの反響率は、一般的に0.01~0.3%ほどと言われています。

数字にかなり開きがありますが、これは業種やサービスの内容、そして目標とする成果地点によって変わるためです。

 

不動産と宅配ピザでは、成果地点が同じ購入だとしても、商品の販売価格が大きく異なるため、反響率も違ってくることが想像できると思います。そして、同じサービスであっても商品力が違えば、反響率の結果は変わってきます。

 

また、業種やサービス内容、成果地点以外で、反響率に影響を与える他の要因としては、ポスティングの実施内容で影響があります。具体的には、チラシデザイン、チラシの配布時期、枚数、地域などがあります。

 

また、チラシにQRコードやURLを掲載し、自社・自店のホームページやSNSへ誘導することで、クーポンのように即来店という数字にならなくても、ホームページやSNSへのアクセス増加、認知度の向上という宣伝効果につながります。

 

ポスティングの集客効果を知る

 

では、ポスティングが集客の手法として、意味あるものかどうかを検討してみたいと思います。

 

仮に、ポスティングの集客効果が以下のような条件だった場合だと

 

・チラシ配布枚数:10,000枚

・ポスティング費用:50,000円

・反響率:0.2%

・顧客販売単価:3,000円

※今回はチラシの印刷代は考慮しておりません。

 

10,000枚のチラシ配布に対して反響率が0.2%ですから、反響数は20件となります。

反響数20件で顧客販売単価が3,000円になるので、これを乗じたポスティング経由の売上は、60,000円となります。

 

ポスティング費用50,000円に対して、売上が60,000円ですから粗利10,000円となり、広告費用対効果(ROAS)120%となります。

※ROASとは、広告費に対して得られた売上を%で表したもの

 

もし、今回の結果ような集客効果が見込めるのであれば、ポスティングをする意味はあると言えるでしょう。ただし、これはあくまでも例にすぎませんので、どんな業種やサービスに対しても意味があるとは一概に言えません。

 

しかし、都市圏の住宅のポストには、今でも1日に何枚ものチラシが投函されていることを考えれば、インターネット広告全盛の時代にあっても、ポスティングにはまだまだ意味があると言えるのではないでしょうか。

 

実際、効果が出なければ広告主はポスティングを実施することも無く、ポスティングはとっくの昔に廃れていたわけですから。

 

ポスティングの意味や効果をもっと知るために、ここからポスティングのメリット・デメリットについて、解説します。

 

ポスティングのメリット

ポスティングのメリットデメリット

 

それでは、ポスティングのメリットを一つずつ見ていきます。

 

細かくエリア設定できて無駄を省ける

業者へ依頼する場合は、業者独自に町丁目に応じた細かなエリア指定ができ、自分で配るなら更に細かく、というように配りたいエリアに応じて枚数を決められるので、無駄を少なくできます。

 

商圏内のターゲットにだけリーチできる

例えば、「単身の若い人が多く住む地域だけに配布する」といったように、商圏内のターゲット層だけにチラシを届けることができるのは、上記の細かなエリア設定と連動したポスティングの強みといえるでしょう。

 

建物でセグメントできる

マンション限定または一戸建て限定など、エリアやターゲット層だけではなく建物でもセグメントして配布することができるポスティングは、より効果的にターゲット顧客にアプローチをすることができます。

 

視認性が高い

新聞折込だと、多い時には何十枚もの大量のチラシに埋もれて、見られることなくまとめて捨てられてしまう可能性があります。

しかし、ポスティングの場合、ほとんどの世帯で1日1回はポストを開けることを考えれば、TVCMやラジオ広告などプッシュ型の広告の中でも特に見てもらえる確率が高いといえるでしょう。

 

保管率が高い

スマホやパソコンで見た広告を、いつか利用しようとページ保存しておくことは、ほとんどありませんが、紙の場合、宅配ピザのチラシのように使う時が来るまで、ファイリングして取っておくことが容易です。

 

また、最近流行りのマグネットにすれば、冷蔵庫に貼っておくことができるので、水道修理などのサービスにはもってこいと言えるでしょう。

 

広告形態の自由度が高い

ポストに入るなら、マグネット、三つ折り・四つ折りのパンフレットや冊子、サンプル品など新聞折込では対応できないような形も可能です。

 

これによりポストから取り出した際に、意外性が高まり、より視認性や保管率がアップする効果が期待できます。

 

ピンポイントのタイミングが可能

ポスティングは、今日空いている時間に自分で配ろうと思えばすぐ実施できます。

また、サラリーマンやOLが帰宅する時間帯の直前を狙って夕方に配る、というようにピンポイントのタイミングで実施できます。

 

ポスティングのデメリット

 

それでは、ポスティングのデメリットを見ていきます

 

1日の配布量に限界がある

1日や短い期間で大量配布したい場合、自分や自社スタッフで何万枚ものチラシを配布するとなると大変です。1人で配れる量は、ポスティング業者の配り慣れたスタッフでも、配りやすいエリアで1日2,000枚程度と言われています。

 

ポスティング業者は、基本的に数日間~数週間の中で受注した枚数を配布する仕組みなので、例えば期間を限定して大量に配布したい場合は、できるかどうかも含めて要相談ということになります。

 

天候が悪いと配布が困難

ポスティングの大敵は雨・雪です。

 

大切なチラシを濡らしてしまう恐れがあるため、配布が困難になり、配布効率が落ちます。すると、配布期日までに配れないケースが発生します。

 

また、濡れたチラシを投函したり、ポストからはみ出した配布物が濡れたりすると、ポストの中の他の配達物まで汚してしまうことになり、クレームにつながります。

 

配布禁止の住宅がある

高級・大型・新築マンションなどでよく見られるのが、チラシ投函禁止の掲示です。

厳しいところでは、チラシ投函行為だけでなく、そのためにマンションへ立ち入ること自体も禁じているケースもあります。

 

ポスティングと新聞折込の違い

ポスティングと新聞折込の違い

 

近年、新聞を購読する世帯が減ってきており、特に若い世代でその傾向は顕著になっています。

そのため、新聞折込チラシは若年層に届きにくくなっており、その分の需要がポスティングに向かっています。

 

ポスティングと新聞折込チラシはよく比較されますが、ではどこが違うのでしょうか。

 

信頼度

新聞折込は、新聞という社会性のある信頼度の高い媒体に折り込まれているため、新聞折込チラシ自体もポスティングに比べれば、信頼性のあるものとして認識されています。

特に、新聞折込の掲載基準はポスティングとは比べものにならない位、厳しいものがあります。

 

一方、ポスティングは、昔に比べて減ったとはいえアダルト系やパチンコのチラシがあったり、掲載基準は新聞折込に比べて低い言わざるを得ないでしょう。

 

また、ポスティング自体を迷惑がられてチラシ投函をお断りにされたりと、新聞折込に比べて全体的に信頼度が低いと言えます。

 

配布料金

 

配布地域やチラシのサイズなどによって変わるので一概には言えませんが、配布単価は新聞折込に比べてポスティングの方がやや高い傾向があります。

 

東京都で、新聞折込の単価が3~4円するのに対して、ポスティングの単価は4~5円と少し割高になっております。

 

ターゲティング

先に述べたように、ポスティングは様々なターゲットを絞って配りたい場合にターゲティングしやすいというメリットがあります。

 

商品やサービスの商圏に応じて配布範囲を細かに設定できるエリアターゲティング。

10代20代の独身者が多い地域や高所得者の多い地域など属性ターゲティング。

マンション、一戸建てや事業所の選別など建物ターゲティング。

 

といったようにポスティングは新聞折込と違ったターゲットの絞り方が容易にできます。

 

まとめ

ここまで、ポスティングの意味や集客効果、メリット・デメリット、新聞折込との違いについて説明してきました。

 

一見ただ配るだけのように見えるポスティングですが、地域や時期など様々な選択ができることで、効率良く宣伝するツールになります。ポスティングの特徴を生かし、集客に活かしてみてはいかがでしょうか。

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